不連続シリーズ羽田空港再拡張その1・LDA22を導入しよう!
2010年3月、羽田空港RWY22へのアプローチの方法としてLDAアプローチが導入されました。LDAは"Localizer type Directional Aids"の略でローカライザーを使用した進入方式です。日本では初の導入となりローカライザーはRWY22に対して55°オフセットされています。今までもRWY22にはILSが設置されていましたが葛西などの上空を飛ぶため普段はVORを使ったアプローチをすることが多かったようです。また今年10月に供用開始となるD滑走路のRWY23にも設置されるLDA23との同時並行進入も考慮されているようです。
AIS JAPANのサイトでは8月26日付けで10月の再拡張に向けた改訂版のチャート類が公開されました。それによると16Lへのアプローチも一応存続するようです。しかし随分と今までとは変更点がでるようです・・・FS2004でもその準備をしたいと思います。
では早速FS2004にもLDAアプローチを導入しましょう。用意するのは・・・
- AFCAD
- LDA22のチャート
言わずとも知れたAFCADは今回のような航法施設の追加にはもってこいです。
1.まずAFCADを開いたらまず羽田空港を開きましょう。ファイル→空港を開くよりRJTT。
羽田空港を開いたら挿入→ILSの順に進みます。
2.そうしますと以下のような新規ILSというウィンドウが出てきます。ここで本来はRwy 22を選択したいところですが、RWY22は既にILSが設置されておりFS2004の仕様上1つの滑走路に1つのILSしか設定できません。その為16L・16R・04のいずれかから選びます。ここでは16Rとしました。
3.その次はILSプロパティーというウィンドウに移ります。ここでローカライザーの位置などの詳細を決めていきます。
名称はLDA RWY22などで良いでしょう。周波数は実際にも110.10が使用されていますのでその通りに設定します。LDAなのでグライドスロープは必要無いのでグライドパス完備のチェックを外しておきます。
次は設置位置の設定です。チャートによりますと35°36’14" N/139°49’08" Eに設置されているようです。磁気偏差が-7.0となっていますのでそれを考慮して正確な磁方位を269.950と入力したところ丁度LDA22の磁方位277°になりました。
またDMEも設置されていますのでその設定もします。ローカライザーと同じ場所でいいでしょう。
4.OKをクリックして設定を適用します。上手くいけば以下のように設置されます。
注)作業前にバックアップをとっておきましょう。
※AFCADの日本語化パッチを導入しています。
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参考サイト 2010/08/29更新