不連続シリーズ羽田空港再拡張その2・D滑走路の導入!

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画像:東京国際空港D滑走路建設外工事より

羽田空港の再拡張事業の一環として作られ4本目の滑走路となるD滑走路が2010年10月21日に供用開始となります。多摩川の流れを妨げないよう一部桟橋構造となった滑走路島や騒音問題でオフセットされたILSやRWY22とのLDAによる同時並行進入など見所がたくさんあります。

しかしこれをFS2004で再現するとなると多少の苦労を覚悟しなければなりません。滑走路の新設となると手軽で有名なのがAFCADを使った作業でしょう。しかし羽田空港を再現しているみんなの空港・東京フォトシーナリーは共にAFCADで滑走路等を作っただけでは変更が適用されません。今回は少しアイディアを使って解決しました。


作業を開始します。とりあえず滑走路を挿入。AIS JAPANのサイトよりD滑走路の情報を入手します。RWY23とRWY05。既存のB滑走路の情報も参考にして数値を入力します。一番困ったのが滑走路の位置です。滑走路末端の座標は見つかったのですが中心の座標が分かりません。そもそもFS2004の座標データは必ずしも正確でないようなので、本物の滑走路の座標を入れてもかなりズレが生じてしまいます。結局ぱっと見の勘で場所を決めました。←おいおい

まぁ後から変更もできますし、暫定的なものですから良しとしましょう。多分だいたいこんなもんです。以下の画像がその際のものです。

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誘導路・滑走路島も再現します。滑走路島はエプロンで再現しています。滑走路を周回する道路はクローズドタクシーウェイで再現しました。この辺は製作者のセンスに拠るところでしょう。私のは雑なのでよく見るとタクシーウェイがゆがんでたりします。


これで完成といきたいところですが先述の通りこれだけでは表示されません。しかしタクシーウェイや滑走路は表示されないものの読み込まれてはいるようでAI機が水上をタキシングしたり水上から離陸していったりします。 羽田空港RJTTのAFCAD設定をいくら変えても変化は無いのでD滑走路島はRJTTとは別の空港として表示することにします。

まずさっき完成したD滑走路付AFCADを保存しておきます。そして以下の画像のようにドラッグ&ドロップなどでD滑走路島以外を消していきます。

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そして以下の画像のようになりました。このD滑走路島を別空港として登録します。空港プロパティーを開きます。とりあえず空港IDを変更します。今回はRJTZにしました。別になんでもいいんですが使用されていないかどうかだけチェックしておきます。ポイントはこのRJTZがRJTTとは関連しないようにすることです。空港基準点も海上に移しておきました。デスクトップなどに任意の名前を付けて保存します。

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デスクトップなどに保存したRJTZのAFCADデータをFlight Simulator 2004\Addon Scenery\sceneryのフォルダに入れます。FS2004で羽田に行って表示されたか確認しましょう。イメージとしては以下のような仕組みです。

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多摩川の流れを妨げないようにしたことがよく分かります。見えにくいですが誘導路はちゃんと描写されています。

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でかいです。さすがに桟橋とかは再現できませんが・・・早くアドオンとして発売して欲しいものです。

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RWY23エンド側から。意外と離れたところにあるD滑走路島。

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既存の空港とD滑走路島を繋ぐ橋。

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夜間はこんな感じ。

とりあえず今回はここまで。次はオフセットILSの設置を行います。

注)作業前にバックアップをとっておきましょう。

※AFCADの日本語化パッチを導入しています。


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参考サイト

2010/09/26更新

2010/10/01更新:写真の差し替え・追記

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